思わず「プププッ♪」ケータイ小説で楽しくなろう
薄れそうになる意識の中、振り返るとTMさんは能面のような表情でボクを見下ろしていました。
口元が何かを言っているようでしたが、殴られた痛みを必死で堪えているボクには聞き取る事は出来ませんでした。
しかし次の瞬間、
TMさんはボクを抱き寄せて、こう言いました。
「柏城さん!しっかりしてください!」
「…くっ。な、なんで殴るんですか?」
「危なかった。ヤツが…ヒューマノイドが襲い掛かってきたんだ!」
「な、何を…」
宇宙人だか
何だか知らないけれど
いきなり殴っておいて、
そりゃないでしょう?
襲い掛かって来ただってぇ!?
ふざけやがって。
アンタが殴ったんじゃないか!
なんだか無性に腹が立ってきました。
ケータイ小説
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