思わず「プププッ♪」ケータイ小説で楽しくなろう
走って行って思い切りドアを開けたい気持ちでしたが
───もし…仮に…そんな事あるはずないだろうけど…TMさんの脅え方を見ていると…───
腰を落とした姿勢で、そろそろとクルマに近寄って行きました。
クルマの後ろから横へ…
そしてもうすぐ
運転席の全体を
見渡せるという時に…
突然、TMさんが
「危ないッ!!!」
と、大声で叫んで、ボクの後頭部を思いっきり殴ったのです!
グッ…!!
一瞬、目の前が真っ暗になりました。
こんなに思いっきり殴られたのは…初め…て……だ。
殴られて気絶するなんて、テレビや漫画の世界でしかありえないと思っていたのですが、この時、確かにボクは意識が遠のいていったのです。後頭部を押さえながら崩れ落ちました。
「…TMさん?なんで…?」
ケータイ小説
(C)TAKUHAI-ATHLETE