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ケータイ小説 クリスマスと星の笑顔

クリスマスの奇跡…


クリスマスと星の笑顔

第十二章:サンタ

お客さんの家の前に着くと、クルマの音に気が付いたのか、家から奥さんが出てきました。


「まだ、泣いてるのよ」


そう言う奥さんに向かってピザ屋は胸を張って


「まかせてください!」


そう言ってスタスタと家に向かって歩き始めました。
しかし、玄関ではなく窓の方です。

 
「あの?玄関はこっちですけど…」


そう言う奥さんにピザ屋は言いました。


「サンタクロースは玄関から入らないのです。煙突といきたいところですが、今日のところは窓からで」


なるほどね。
ピザ屋はやる気満々でした。

ボクと奥さんはピザ屋のサンタの後ろから窓の方へ向かいました。

すると…
少年の泣き声のする部屋の前で立ち止まったピザ屋のサンタ。

おもむろに窓を「コンコン」と叩きました。

そして…大きな声で


「メリークリスマス!○○くん!」


と、言ったのです。

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