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ケータイ小説 クリスマスと星の笑顔

クリスマスの奇跡…


クリスマスと星の笑顔

第九章:昂り

え?
今、何と?
なんて言った?


「あ、いらないよな?優勝記念モデルだけど…」

「いるーッ!いるいるいるよッ!限定のストラップだろ?いる!!」

「え?なんだよ?そんなの欲しがるタイプじゃないだろ?」
 
「欲しがるタイプだよ!もンのすごく欲しがるよ。マジかよ!お前スゲーよ。タイムリーだよ。代打で逆転満塁サヨナラホームランみたいだ!」

「は?…はぁ?」

「とにかくすぐ行く!そこにストラップあるんだろ?」

「ス、ストラップ?あるけど…。開幕戦のチケットじゃないよ…」

「おしッ!10分だ。10分で行く!」

「あぁ、…なんだかわからないけど待ってるよ」


話し終わって玄関に入ると、すぐさま奥さんが言いました。


「聞いちゃった!お願い譲って!」


へい、そのつもりでやんす。
ま、とにかく急いで行ってきます。

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