クリスマスの奇跡…
え?
今、何と?
なんて言った?
「あ、いらないよな?優勝記念モデルだけど…」
「いるーッ!いるいるいるよッ!限定のストラップだろ?いる!!」
「え?なんだよ?そんなの欲しがるタイプじゃないだろ?」
「欲しがるタイプだよ!もンのすごく欲しがるよ。マジかよ!お前スゲーよ。タイムリーだよ。代打で逆転満塁サヨナラホームランみたいだ!」
「は?…はぁ?」
「とにかくすぐ行く!そこにストラップあるんだろ?」
「ス、ストラップ?あるけど…。開幕戦のチケットじゃないよ…」
「おしッ!10分だ。10分で行く!」
「あぁ、…なんだかわからないけど待ってるよ」
話し終わって玄関に入ると、すぐさま奥さんが言いました。
「聞いちゃった!お願い譲って!」
へい、そのつもりでやんす。
ま、とにかく急いで行ってきます。
ケータイ小説
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