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クリスマスの奇跡…


クリスマスと星の笑顔

第七章:泣き声

クリスマス当日は予想通りの忙しさでした。

当日必着のクリスマス商品が大量に入荷してきて、繁忙期で疲れた体に鞭打つように体を動かして配達していました。

昼に配達して不在だった家も含めて夜間配達を開始すると、あのベイスターズファンの少年の家にも荷物がある事に気が付きました。

ま、品物はプレゼントのゲームボーイではなく、ただのお歳暮でしたが。

今頃は家族でクリスマスパーティの最中でしょうか?

限定の携帯ストラップは手に入らなくても、今年のクリスマスはゲームボーイだもん。喜んでるでしょうね。

楽しんでる顔を想像しながらインターフォンを押しました。
すぐに奥さんが出てきたのですがどうも様子が変です。

家の奥からは、少年の大きな泣き声が聞こえてきているのです。


(…ゲームボーイじゃ満足できなかったのかなぁ?)


「ゲームボーイじゃイヤなんだって。まったく…プレゼント渡して泣かれるんだから合わないわよ」

「満足しなかったんすか〜。いいのになぁ」

「そうよねぇ。やっぱり私の物にしちゃおうかしら!それにしても…なんとかストラップ手に入れれば良かったわぁ。こんなに泣くとは思ってみなかったもの」


限定ですからね…
なかなか難しいですよ。
まぁ、でもそのうちゲームボーイで良かったと言うんじゃないかな

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