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ケータイ小説:昭和から来た男

あの丘の上は異世界だったのか?
ボクは闇の世界を覗いてしまった


昭和から来た男

第十三章:飛堕

その直後。
ボクは落下した。

山肌を滑る。
木の幹が容赦なく体にあたり斜面を滑り落ちていく

止めようと足に力を入れると、今度は足裏を基点にくるりと横転。

ボクは空中に舞った。

そして、どうッ、と肩から着地した。

そこにオレンジ色の点滅が見えた。
ボクのクルマのハザードランプだ。

痛さに顔をしかめながらボクは走った。

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