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ケータイ小説:昭和から来た男

あの丘の上は異世界だったのか?
ボクは闇の世界を覗いてしまった


昭和から来た男

第八章:闇

点いていた筈の明かりは消えた。

明かりが引き戸の隙間から見えていた筈なのに…
さっきまでは…絶対に!

何故、闇なんだ?
何故、明かりが消えたのだ?

目が慣れないせいか何も見えない。

さっきの明かりは…何だったのか?
確かにこの引き戸から明かりが漏れてた筈なのに…。

少しづつ目が慣れてきた。
小屋の中の様子がだんだんと見えてくる。


そして、ボクは息を呑んだ。

中にあったのは…


卒塔婆だった。


何十にも重なり合って、それはそこにあった。


声にならない悲鳴をあげて後ろに飛びのく。
なんだか変だ。
帰らなきゃ。


パキッ


(はッ!)


振り返ったボクはさらに声にならない悲鳴をあげた。

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