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ケータイ小説:昭和から来た男

あの丘の上は異世界だったのか?
ボクは闇の世界を覗いてしまった


昭和から来た男

第四章:門

あの手書きの古い地図の中央に描かれたお屋敷。

周りの家とは比べ物にならないほどの大きさのお屋敷。


不自然じゃないか。
そんなに大きいお屋敷ならば、今まで配達が無いわけない。
いや、仮にボクのところで無かったとしても、それほどのお屋敷ならば、あんな厳重な鍵付きのくせに、人ひとりくらいしか通られないほど小さい門なんてあるものか。

山の上に大きなお屋敷があるのなら、それなりの屋敷に続く道があってしかるべきじゃないのか?

それにあの地図にはお屋敷の他に何件かの家も描かれていた。

住宅地の入り口が、あんな小さな門でしかも鍵付きなんて聞いた事ない。
 
そう。ボクの知る限りでは屋敷への道は無い。
あるのは、例の小さくて厳重に鍵の掛かった門だけ。
その先の道だって、多少踏みならされた感じが多少あるほどの細い道なのだ。

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