思わず「プププッ♪」ケータイ小説で楽しくなろう
『地球外生物がやって来た!』
「…緑色なんですよ。匂い?あぁ、腐ったような匂いもしますね」
「へえぇ…」
その男性は30代前半くらいでした。
メガネの奥の瞳は小さいけれど真剣で、いつもボサボサの髪が研究に没頭している感じで話す言葉に妙なリアリティを感じさせていました。
メガネのボサボサ頭の研究者はTMさんといいます。
今回の繁忙期にアルバイトとして来てくれた人です。
地球外生物の研究を独自にやっているそうです…。
面接の時に堂々とそう言ったんですから大したものです。
正直、周りには煙たがられていたTMさんでしたが、ボクは好んで話しかけていました。
子供の頃の好きなテレビ番組を見ているようで、結構ワクワクしながら「それで!それで!?」と、話を聞くのを楽しみにしていました。
ケータイ小説
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