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ケータイ小説 クリスマスと星の笑顔

クリスマスの奇跡…


クリスマスと星の笑顔

第一章:バー

 『クリスマスと星の笑顔』

 
仕事が終わってから歩く商店街。
夜だからなのか、配達中とは全然違う雰囲気です。

その商店街の外れにある細い路地。
この路地の先にボクの目的の店があります。

華やかな商店街から取り残された空間。
他にも店らしきものはあるのですが、どうにも営業しているところをボクは見た事がありません。

目的の店も看板すらまともに付いていないけれど、店の中からは仄かな明かりと共に「カコーン!」という音が洩れてきます。

そう、ここはプールバーなんです。


「うひ〜寒い!」


ガラス張りのドアを開けると、いまどき珍しいかもしれない「カラン」という音と共に、ボクの友人であるマスターが「いらっしゃい」と声を掛けてきました。

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